- 投稿日
- 2019年8月20日 (最終更新:2019年8月20日)
- カテゴリ
- 症例報告
こんにちは。
小波津スポーツメディカルラボ 松屋町本院です。
今回は、捻挫の痛みが
3週間改善しなかった高校生の症例です。
<大阪市在住 高校生 河田隆祐君 野球部>
~今回の説明~
河田君は3週間前に右足首を捻挫した痛みが全く改善せずしなかった。
足を引きずりながら来院されました。
通常、高校生ぐらいなら河田君がしたような程度の捻挫であれば3週間も経てば治療も何もしなくても、
痛みなく歩けるようになる事がほとんどです。
でも河田君は違いました。
足を引きずらないと歩けないだけでなく、右の足首が左に比べて明らかに動かなくなっていたのです。
受傷から3週間も経っているのにも関わらず。
よくよく聞いてみると、小学6年生のころに骨折を伴う強い捻挫をしていた。手術によって骨を固定する必要がある、かなりひどい症状だったそうです。それ以降右足首は以前のように動かせなくなった何度も何度も捻挫を繰り返すようになってしまいました。
捻挫をしてはマシになり、捻挫をしてはマシになりを繰り返したが足首の動きの悪さと、捻挫に対する怖さが
どうしても出た周囲の人たちに「なんか走り方がおかしい」と言われる事もしばしばあったそうです。
初診時は、
右足に体重を乗せる事も出来ず、
右足首の動かせる範囲は
極端に狭くなってしまっている状態でした。
1回目の施術で足首の動かせる範囲はかなり広がり、
屈伸や歩行での痛みもほとんどなくなりました。
2回目の施術後に5割ぐらいの強さで走ってもらい、
3回目の施術後に全力で走っても
痛みの出ない状態にまで改善されました。
施術は4回で終了しました。
今まで何年も動きにくかった足首が動くようになり、
走り方を注意される事も無かったそうで、大変喜んでいただきました(^_^)
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「捻挫は癖になりやすい」
こんな言葉を聞いた事があると思います。
実際、河田君のように頻繁に捻挫を繰り返してしまう人はたくさんおられます。
では、捻挫は癖になったらもうどうしようもないのか?
決してそんなことはありません。
捻挫が癖になってしまうのには原因があり、その原因を改善させれば捻挫癖は防ぐ事が出来るのです!
そもそも捻挫癖は捻挫の治り方が不十分であることが原因になっていると考えられます。
まず、捻挫をしてしまうと、その関節の周辺組織の損傷によって痛みを感じるとともに、
周辺の筋肉が正常に働けなくなり、足首を支えていた筋肉のバランスが崩れてしまいます。
一定期間を経れば損傷は回復するので痛みは無くなるのですが、
筋肉が正常に働けない状態のままになってしまうことがあります。
そのことが原因で捻挫をする可能性が高くなるのです。ですから、足首を支えている
筋肉のバランスを整える為に、筋肉と神経の伝達を良くする施術をおこなうことによって、
捻挫が癖になってしまうのを防ぐ事が可能になるのです。
追伸
長い間足首の不安を抱えながらで、
なかなか自分の思い通りに
プレーできない部分もあったと思います。
でも、これからは、自分の力を最大限に発揮して、
後悔のない高校生活を送ってほしいと思っています(^-^)
電話番号 0667777789
松屋町院本院