- 投稿日
- 2019年8月07日 (最終更新:2019年8月7日)
- カテゴリ
- 症例報告
こんにちは。
小波津スポーツメディカルラボ 松屋町本院です。
今回は左肘の痛みと腫れで
肘を曲げる事が出来なかった
小学6年生の症例です。
<栃木県宇都宮市在住 Y・M君 小学6年生 野球 ピッチャ->
小学生最後の大会が
約1カ月後に迫った日の練習試合。
その試合をM君は完投しました。
そしてその日の夜、
M君の左肘の内側がだんだん痛みだし、
腫れも見られるようになってしまいました。
二日後に病院で診察を受けた結果、
レントゲンでは骨に
問題は無かったのですが、
MRIを撮ったところ
肘の離断性骨軟骨炎
(りだんせいこつなんこつえん)と診断され、
1カ月はギプスで固定し、
リハビリに1カ月かかると言われました。
この診断では1ヶ月後に
迫った小学生最後の大会は諦めざるを
得ない状況です。
そこで、念のため別の病院で
診てもらったところ、
「離断性骨軟骨炎ではなく、
まだまだ体が成長過程で
筋肉が出来上がってない時に
無理をしたのが原因ではないか。」
と診断され、
・大会をあきらめて3ヶ月休んで完全に治すか、
・痛くても無理やり大会に出てそれから時間をかけて治すか、
の二つの選択を与えられました。
そこで、もっと他にいい方法は無いものかと、
インターネットで野球肘の治療方法を
色々探されているなかで当院の事を知り、
「なんとか肘の痛みがなく良好な状態で大会に出場したい!!」
という強い気持ちで、
栃木県から大阪まで治療の為に
泊まりがけで来られました。
来院時、ギプスでの完全固定は
していなかったものの、
固定具を包帯で巻く、
着脱可能な固定をしていました。
初診時にその固定を取ってもらい
状態を確認したところ、
肘の動かせる範囲は、
痛みを我慢しながらゆっくりと
伸ばすのが精いっぱいで、
曲げることに関しては
90°以上曲げることは
痛みが強くて出来ません。
当然、ボールを投げる事なんて
とても出来るような状態ではありませんでした。
このままの状態で固定という方法を続けていても、
残り2週間でまともに投げられるようになるのは、
かなり難しいのではないかと感じました。
そんな状態から施術を開始しましたが、
1回目の施術で曲げられなかった肘が
、痛みなく曲がるようになり、
3回目の施術では肘が痛みなく動かせるようになって、
受傷後初めて軽く投げてもらいましたが、
問題なく投げる事ができました。
5回目の施術で強く投げても
全く痛みが出ないところまで改善しました。
施術は計5回で終了したのですが、
本人も親御さんも
1回目の施術結果で大変驚かれ、
最後は「これで大会に出場できそうです!!」
と大変喜んでいただきました(^-^)
当院にはM君のように
病院でのレントゲンやMRI等の画像によって
様々な診断を受けて来院される方がたくさんおられます。
レントゲンやMRIによる診断もすごく重要だと思います。
でも、そういう方に私達がお伝えしているのは、
画像に写る骨や軟骨などの
状態はあくまで「結果」であるということです。
「結果」であるということは
それに至るまでの「原因」があります。
その原因を見ないで結果に対して処置をしても、
原因の改善にはなりません。
症状を根本から良くするためには
必ず原因を改善させる必要があります。
ですから私達は、症状を原因から
改善させる為の施術をしているのです。
重ねて言いますが、
画像に写るものはあくまで「結果」です。
結果だけに惑わされず、
しっかりと原因を改善させる道を選択してください。
追伸
栃木県からわざわざ来院して
いただきありがとうございました。
今回限られた期間で改善したのはM君の「良くなりたい!!」
という強い気持ちがあったからこそだと思います。
これからも大好きな野球を
思いっきりプレーしてください。
また何かあればお気軽にご連絡ください(^-^)
電話番号 0667777789